こしぞーのひとり情シス

Windows/仮想化の小規模環境を運用するリーマンの日々を綴っています。

Windows Server「コンピュータの修復」でIPアドレスを設定する方法

Windows Server コンピュータの修復 IPアドレス設定手順

Windows Serverバックアップでシステムイメージの復旧をする場合にネットワーク越しからリストアしたい場合があると思います
Windows Serverバックアップを共有フォルダやNASに取得している場合などです

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コンピュータの修復モードではネットワークが使えないようになっているので、DHCP環境でも自動的にIPアドレスを取得することが出来ず、ネットワーク有効化がまず必要で、さらに固定IPアドレス環境ではIPアドレス設定も必要です

コンピュータの修復ではこれらの操作をCLIで実施する必要があります

コマンドプロンプトCLI)での手順

コマンドプロンプトを起動してから以下のコマンドを入力すると固定IPアドレスが付与できます
IPアドレス 192.168.10.2 サブネットマスク 255.255.255.0 の例

>startnet
>netsh int ipv4 show int
>netsh int ipv4 set address name=2 static address=192.168.10.2 mask=255.255.255.0
>ipconfig

「コンピュータの修復」でIPアドレスを付与する手順

Windows Server OSインストールイメージでブート後、「コンピュータを修復する」を選択
f:id:bfx62324:20180329125947p:plain

トラブルシューティング」を選択
f:id:bfx62324:20180329130101p:plain

コマンドプロンプト」を選択
f:id:bfx62324:20180329130156p:plain

コマンドプロンプトが起動します
f:id:bfx62324:20180329130244p:plain

これでIPアドレスが付与できました

Windows Serverバックアップが使えるようになってから(Windows 2008リリースから)ほぼずっと同じ手順ですが、この手順がいつまで立ってもGUI化されません。いつも思うんですが、復旧手順こそ簡単に出来るようにしてほしいです。リストアに迫られるタイミングは不意にやってくるので。。。

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Windows標準機能のバックアップは個人的には好みです。
NAS/共有フォルダに無人バックアップ取得する運用をOS標準機能で確立しましょう

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バックアップは復旧できてこそです。

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以上