こしぞーのひとり情シス

Windows/仮想化の小規模環境を運用するリーマンの日々を綴っています。

VCAP6.5-DCV Design受験体験記(3V0-624)

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出典:www.vmware.com

VCAP6.5 DCV Design合格しました

正式名称「VMware Certified Advanced Professional 6.5 — Data Center Virtualization Design」

www.vmware.com

VMware認定資格VCP DCVの一つ上位に当たるVCAP DCVのうち、設計(Design)を主にした資格です
(もう一つはDeployですね)

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出典:www.vmware.com

今回(なんとか、ギリギリ)合格したことで、現在保有している資格は3つになっています

  • VCP6-DCV
  • VCP6.5-DCV
  • VCAP6.5-DCV Design

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VCAP 6.5に変わって出題傾向に変更あり

従来まで(VCAP6.0まで)のものは実は私は受験したことがありませんでした

VCAP6.0までは18問くらいで問題数が少ないのですが、設計書を作っていく・設計図を作っていく という実技試験に近い形式でした
対策を取るのも難しいらしいですが、実際の試験時間も少し足りないくらいのボリュームだったそうです

ですがVCAP6.5からは出題傾向が大幅に変更になり、選択式問題+DragDrop問題で全て形成されるようになり合計60問になっています
VCPの難易度が上がっただけの感じでしょうか
これなら私でも合格できるのかなと思い受験を決意した次第です

学習方法と出題傾向

多分あまり書きすぎるとVMware社に怒られそうなので具体的な部分はかけないんですが
私が行った対策と試験受験した感想を記したいと思います

これをみてもっとたくさんの方がVCAPを保有している世の中になれば幸いです

(受講推奨の)VMware vSphere: Design Workshop [V6.5] を受講するかどうか

私は受講しませんでした

というか、国内で本トレーニンングを提供しているところはあるのでしょうか?
費用的にも高額であることが予想(VCPでも40万くらい必要だから多分同程度)されますが
私が調査した範囲では国内でトレーニングを提供しているところはありませんでした

受講しなくても、資格取得は可能なのは私が身をもって証明しているので問題ありません (本家のWebページにも 推奨(Recommend) と書いてあるし全く問題なし)

(必須項目)VCP6.5-DCVの事前取得が必要です

上位資格なので当然と言えば当然ですが、VCP6.5-DCVを保有していることが受験資格です
VCP6.0-DCVではなく、 6.5 である必要があると思います
私は VCP6.5-DCVを保有 した状態で受験し、合格しています

学習内容

認定トレーニングを受講しないので、独自学習しかありません

「reference documents table」として情報がまとめられているサイトがありましたので共有いたします

VCAP6.5-DCV Design Exam Guide sanitized reference documents table - jeffreykusters.nl

私は参考程度にみたくらいです

海外の受験体験記もあったので共有します

Some VCAP 6.5 DCV Design Exam Study Notes – vHersey – VCDX Two to the Seventh Power (#128)

こちらは非常に参考になりますが数点かいつまんで

VMware Validated Designが非常に参考になった
https://www.vmware.com/support/pubs/vmware-validated-design-pubs.html からダウンロードして入手するPDF群
正直試験勉強としてではなく、普通に読み物として纏っていて良かったです

「海外の受験体験記」にもあった重要事項を抑える

  • vSphere Upgrade to 6.5 – ESXi, vCenter, Migration
  • vCenter High Availability
  • Platform Service Controller (PSC)
  • vSphere Availability(vmware HA / FT / ProactiveHA)
  • vSphere DRS
  • vSphere Storage(Block VMFS / NFS / VVOL / vSAN)

私は2−3ヶ月の準備期間を経て本番試験に臨みました

本番試験

試験予約

予約はPEASON VUEから申し込みです
私は普段横浜駅近くの「横浜テストセンター (ブレイクスルー)」で受けています
お得な特典が付いてくるので今回もテストセンターのWebページから直接申し込みします
5万4000円(税抜)くらいでした

試験受験

実際の試験問題を書くこともできないので受験した感想を

  • 基本的な暗記問題は出てこない
  • HA/FT/DRSなど可用性周りの機能はおさえるべし
  • vCenterの構成(vCenter Upgrade / PSC / vCenter HA)もおさえるべし
  • 機能要件、非機能要件(Availability, Performance, Recovery, Management, Security)について事前に理解しておくこと
  • RAC(Risk Acceptance Criteria)について理解しておくこと
  • Requirement, Risk, Assumption, Constraint について理解しておくこと

暗記は通用しない

Design(設計)なので暗記が通用する世界ではありませんでした
常日頃からvSpherに触れている必要があること 、ただの運用ではなく バージョンアップ などを正しく行えること
新機能 について基本的部分は網羅されていること
などなど求められていることは多いなと感じました

少なくとも、暗記は通用しないと思います

と偉そうに語っていますが、私も合格点ギリギリちょうどで全く余裕なし でした(笑)

関連記事です

試験受験としてはこういった互換性の部分も ある程度は 頭に入れておく必要があります(あまり多くは記載できませんが)

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仮装基盤更改などの移行時にあたっては、仮想マシンハードウェアバージョンの確認も必要です
現状最新ESXi でもかなり古いハードウェアバージョンまでサポートされていて、敢えてハードウェアバージョンはあげないで移行を進めると言う作戦もアリです

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Windows版vCenter Serverは終わることがアナウンスされています
運用方式はVCSA(仮想マシンアプライアンス)が主流になっていきます

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vCenterとESXi互換性を確認したその次は、ゲストOS互換性確認です

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以上